冷たい熱帯魚は役者全員がおかしい映画

今をときめく園子温監督の映画「冷たい熱帯魚」、園監督はこれで有名になったといっても過言ではないでしょう。

今まで、気のよいおじさん役ばかりをしてきた俳優でんでんの意外な一面を見ることができる映画です。

ストーリーは小さな熱帯魚店を経営している吹越が若い女と再婚したため娘とうまくいかず、娘がグレて万引きをしてしまいそこで助けてくれたでんでんと仲良くなる、というストーリーです。

しかしこのでんでんの周りは非常にきな臭く、でんでんに関わった人間たちは行方不明になっていくのです。

吹越一家と仲良くなったでんでんは本性を表します。

再婚した嫁と娘には「でんでんはいい人」と思わせておき、しかし吹越には無理難題を吹っかけてきたり殺人を手伝わせるように依頼するのです。

死体を解体する山小屋のシーンがあるのですが、山小屋がとんでもなく異様で、よくこういう映画に出てくる「寂れた山にある、人にみつからなさそうな小屋」ではなく、ここに小屋があることを主張してくるのです。

もしかしたら「こんな変な小屋にしておけばだれも入ってこないだろ」という案から変な小屋になったのかもしれませんが、異世界のようなその小屋も見所です。

でんでんの経営している熱帯魚店の店員の格好も凄く変わっていてタンクトップにホットパンツなのですが、もう完全に監督の趣味が丸出しなのも見ていて面白いです。

最後のシーン「生きるのは痛いんだよ」というセリフがあるのですが、監督は「もし再編集できるのであれば、吹越が山のなかで最後の殺人を犯したシーンで終わらせたい」と言ってまして、確かに最後のあのシーンは余計だったかなぁと思ったりしています。

色々考える映画ですが、人間観察のできるホラーとしては最高に面白いです。

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